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2022年5月25日 (水)

【関カレ デブリーフィング】失敗する場としての陸上部 @坂巻

日頃から東工大陸上部短距離ブログをご覧いただきありがとうございます。B4の坂巻嗣宗です。

研究してたり一人暮らしを始めたりで、最近合練に顔を出せていませんでした。先日の関カレで久しぶりに顔を見たという人も多かったように思います。そうです、関東インカレが終わってしまいました、もうじき一週間です。あっという間というか遠い過去というか、起きてすぐさっきまで見ていた夢の内容を思い出しているような気分です。今日のブログの内容は当然その関カレについてになります。中身の章立てとしては、次のように進めて行きます。

  1. 短距離パート全体の結果
  2. 自分自身の結果について
  3. 今後の予定、目標
  4. 関カレを戦って思ったこと

 

大まかにこの3つについて書いて行きます。予め謝っておきますがとんでもなく長いです。全部読んでほしいとは言いませんが、読んでほしいところは1章まででまとめてあるので、そこまででも読んでほしいです。

 

1. 短距離パート全体の結果

小林の長距離ブログに倣って短距離の結果をまとめてみます。まずは、当日の応援、サポート、ありがとうございました。短距離の出場種目はすべて平日での開催でしたが、それにもかかわらずサポートに来てくれた方々にはこの場を借りて感謝申し上げます。特に当日ゼミ欠席して教授に怒られながらもポールの運送をしてくれた梅田と原田には感謝してもしきれません。またライブ配信を見てくださった方にも感謝を。研究室のメンバーにも見られていたようで恥ずかしいというか面映いというか、ともかく応援ありがとうございます。

それでは、以下結果報告です。

【男子2部400m予選】2組8着 伊藤圭吾(B1) 52"63
新入生の伊藤君が400mに出場しました。記録は全体でも最下位。受験のブランクをまたいでの出場で望んだ結果ではなかったと思いますが、むしろここで結果が出るほうがおかしい。思いっきり負けるのはしんどいくても、大きな舞台で戦ったことは絶対に糧になります。ここから焦らず腐らず堅実に力をつけていってほしいと思います。

【男子2部十種競技】5位 坂巻嗣宗(B4) 5563点
詳しくは次章で記述します。ただ6人中下から2番目と不甲斐ない結果でした。本番でやらかしたとかそういったものより、純粋に練習してきたことの結果だと思っています。この一年間陸上にしっかりとコミットできていませんでした。来年もここに戻ってこれるように、あと11ヶ月足掻けるだけ足掻いてみます。

【男子3部三段跳決勝】4位 田中瑞希(M1) 14m19(-0.1)
初めての関カレにも関わらず、しっかりと結果を残せているのはさすがだと思います。ただ標準まであと1cm、惜しい。建築系で相変わらず忙しそうですが、なんとかまた標準を切って出場してほしいものです。

【男子3部110mH決勝】8位 横田有真 (M2) 15.31(-0.8)
有真さんは最後の関カレでしたが、思うような結果ではなかったようです。幅跳びのピットから競技を見ていましたが、動きが硬かったように思います。国立のトラックって記録狙いにくいですよね、わかります。最後のシーズンで14秒台出す有真さんをみたいです。

【男子3部4x100m決勝】2位 阿部和也 (M1) - 深町賢人 (M2) - 横田有真 (M2) - 梅沢陽希 (M1) 42.29
B標準突破🎉おめでとうございます!梅沢さんは初の対校4継でいきなり関カレにも関わらず素晴らしい走りでした。競技直後の梅沢さんと移動中にばったりエンカウントしましたが、願わくば生で競技を見たかったものです。

出場者は以上です。これだけなんですか?これだけなんですよ。寂しいよ!!!この章で何が言いたいって、関カレ標準突破者が少ないということ。関カレで東工大の存在感が年々薄くなっていると思います。(マイルの戦犯は俺ですが一旦棚に上げます)これで国公立や27大を戦っていけるのでしょうか。このままじゃ一橋に勝てねえぞ!そして現状、標準が据え置きと仮定しても、来年の資格記録を持っているのが院4継のみ。今年の出場者は院生が過半数。これでは東工大個人種目全滅の危機、とてもまずいんじゃないでしょうか。これから対校戦シーズンが始まって行くわけですが、(自戒もこめて)学部生にはまず危機感を持ってもらいたい。そして対校戦で活躍して、存在感を示してほしい。俺もしっかり点を稼いで貢献したいと思っています。中長距離におんぶにだっことは言わせない。
 

2. 自分自身の結果について

前述しましたが結果は5563点で5位でした。この記録はサードベストぐらいの記録になります。種目ごとの詳細な結果は長いので割愛します。全体の流れを追いつつ、結果を記述していきます。

まず一種目目の100mから思うような記録が出ず、走れていないこともあって走幅跳でもベストから程遠い記録となってしまいました。ここでだいぶ想定を下回って落ち込みました。ただ、今思うと普段の練習でのタイム的には妥当だったように思います。なんで想定タイムが高めだったのかというと、去年の関カレがPBぶっちぎりでうまく行き過ぎたせいで、「俺ってもしかして本番強いタイプなのでは?」と幻想を抱いていたからです。もちろんそんなことはありませんでした。去年はただのまぐれだっただけです。凡人は驕らず僻まず夢を見ず、堅実に積み重ねて行くのに限ります。

そして2種目目終了時点でちょっと凹んで、なんなら3種目目の砲丸も引きずってましたけど、4種目目の高跳びでは気持ちを切り替えてPBタイの記録を出せました。たとえしょぼい記録でも声出して喜んだりしていると、自分がなにかすごいことをしているような気分になるもので、そうすると不思議と記録も上向いてくるんだなと感じました。その勢いのまま400mも走って十種PBの記録を出せました。

二日目は6種目目のハードルで盛大にずっこけました。アップまでの調子はかなり良かったのですが、やはり練習不足と経験不足が祟ってレースはさんざんでした。こればっかりは練習あるのみです。ハードルでの失敗で吹っ切れて、それ以降は普段と変わらないパフォーマンスができました。そして特にやり投ではベストを5m更新して38m17と、一番の苦手種目でようやく結果が出てきました。

まとめると、はじめの3種目の失点が響いて一日目の合計点としてはワーストに近いものになってしまったものの、全体でなんとかベスト-100点近辺に収めることができました。失敗しても堅実にやっていけばきちんと記録は上向いていくということと、結果を出そうと意気込み過ぎたり博打を売ったりするとろくなことが無いことを、実体験として再認識させられました。特に十種競技では失敗しても取り返しが効く一方、どんな精神状態でも戦い続けなくてはいけません。そんな混成競技の醍醐味を少しだけ味わえたように思います。

繰り返しになりますが、当日サポートしてくださった方々にはもちろん、エントリーをはじめ大会に向けて準備をしてくれた幹部の皆さん、国立競技場という大舞台を用意してくださった関東学生陸上競技連盟の方々のご支援あって大会に臨むことができました。この場を借りてお礼申し上げます。しかし日大砲丸投げバスツアーはどうにかならなかったのか。

3. 今後の予定、目標

この関カレを通して感じたのは、スプリント不足と技術種目の練習不足です。書いてみて思ったのですが、要するに全部ですねこれ。とにかくスプリントを上げないことには得点が頭打ちになるので、ここは変わらず軸に据えて取り組んでいきます。2つ目の技術種目についてですが、これは二日目の円盤投、棒高跳、やり投です。どうしても練習量がものを言う種目ですが、初心者のうちはボール投げのような代用の練習でも継続して行えば結果につながると思います。実際やりに関しては実験の合間にボールを投げていただけでやりをほとんど触っていませんがPBが出ました。現時点で必要なのはボールや円盤に触る時間を増やすこと、実物が無くてもできる練習を積み重ねていくことだと考えています。とりあえずターンとボール投げはどこでもできるので練習再開したらすぐに取り組みたいです。

今後の目標としては、まず今年中に6088点の東工大記録を出すこと、そして来年度までに6300の関カレ標準を突破することです。そのためにも、100mは好条件下で11秒フラット、円盤30m、やり投45m、棒高跳4mを目標に据えていきます。

ただ、疲労と興奮が抜けないまま練習に取り組んでしまうと、焦りのほうが先に来てしまうので、一旦休みます。一週間は何もしないで、今週末から少しずつ動こうと思っています。

4. 関カレを戦って思ったこと

ここからは関カレを戦って思ったことを随筆っぽく書き並べてみます。

今回の関カレは、競技中に失敗してから立ち直らなくてはいけないシーンが多くありました。ただ大学生活でこのように失敗するシーンやそこからのリカバリーを求められる機会はそうそうないと思います。一方、これからの人生で失敗してはならないシーンにぶち当たって、そこで失敗してしまうこともあるでしょうし、そういうものに限って受験や就活といった人生のかかったものだったりします。自分の場合は受験で負けを繰り返して沼に嵌ってしまった経験もあって、このような失敗からのリカバリーが人生において重要だと思う次第です。そして陸上に限らず部活動ではこの失敗からのリカバリーを経験でき、なおかつ受験や就活のように人生がかかったものでは無いためにリカバリーの方法を実験的に試していけると考えています。これが大学に入ってまで飯の種にならない部活動を必死こいてやる理由の一つではないかとさえ思っています。

では、失敗からのリカバリーができるようになるには、どんな手順を踏んでいくべきなのでしょうか。失敗から立ち直って戦い続ける状況を考えると、まずは失敗したときに自分がどうなるかを知るべきでしょう。そしてそこから自分のパフォーマンスを最適化するには何をするべきかを考えるべきです。まずやらかした直後に自分がどうなってしまうのかを観察してみます。例えば対校戦でフライングで失格食らったあとに、リレー種目の時間が迫っている時、自分の心身はどんな状況に追い込まれているのか。具体的には以下のようなものが考えられるでしょう。

 

 

  • 言い訳を探す
  • 逃げ出す
  • 何も考えられなくなる
  • 現状を打開しようと突拍子もないことをし始める

 

こうして普段のパフォーマンスができない状況に追い込まれたときに、何をしたらここから最善の結果を得られるかを考えます。例えば次のような行動が挙げられます。

 

 

  • 無理矢理ポジティブに考える、良い要素を探す→口に出す、文字に起こす
  • もうなかったこととして記憶に蓋をする、他のなにかに没頭する→歩き回る、ゲームやる、本読む
  • 失敗したことを重く受け止めて、自分を追い込む

 

自分の場合を例として挙げると、失敗したときに突拍子も無いことを考えて博打を打つ傾向にあります。例えば大学受験でセンター試験で失敗したあと志望校を変える、十種の9種目で巻き返そうとやり投げて普段練習していない助走をつける、といった具合です。ここからの対処は、一旦落ち着いて記憶に蓋をすることです。今までのことではなく目の前のことにだけ集中するようにすると上手く行くことが多いです。ただ例外的に400mは自分を追い詰めると上手く行きます。1500mも同じかなと試しているのですが、上手くいかないことが多いのでこちらはまだ試行錯誤しています。このような具合に、失敗して追い詰められたときに自分がどうなってしまうのか、どうすれば最適なパフォーマンスができて受けた傷を浅くできるのかを、部活動ならば逐一試しながら模索できると思っています。

ただ、こういった試行錯誤はそうそうできるものではありません。受験、学会発表、就活、就職してからは食い扶持に関わって来ます。しかしながら人間である以上失敗はします。人生をかけた大一番でやらかした時、何をすれば負けを軽減できるかを知っておくことは価値あることだと思います。これは私感ですが、東工大生って失敗の機会が少ないというか、自分も含め人生トントン拍子で生きてこれたような人が多いように感じます。(何様だって話ですが)それ故、失敗できる機会というのは貴重であると思うので、失敗を学ぶ場としての部活動というのも、あってもいいのかなと思う次第です。もちろんですが、ただてきとうにやってしまっては意味がありません。自分なりに考えて、最適解を目指してやったもののフィードバックに価値があります。

長くなりましたが、関カレの失敗を通して自分に足りないと思うことを書き連ねてみました。なにかの参考になれば幸いです。

 

長らくお付き合いいただきありがとうございます。次のブログは、土曜日に応援に来ていた梅田で。

 

 

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